2019.06.22 (土)
2019.歳時記6〜8月
毎回、大好評の歳時記。今回も楽しいお話、満載です。(6月14日開催)
まずは お茶を一服・・志ら玉さんの田舎羊羹を頂きます。
『今の季節は こんな風に三角に切ると(《氷室》と呼ばれる形)
良いね』と宗平先生。『冷ややっこも 三角に切るだけで風情あるよ!』
今晩、早速 お試しあれ・・
ではでは《6月のしつらえ》
先月(5月)は初風炉(格調の高い月)でしたが6月は ちょっと侘びた茶で。
梅雨の頃、雨だからお客様を呼ばない・・けれど反対に 雨だからゆっくりと
お茶でもしましょうか ☂。雨の風情を楽しむ 雨を聞く 雨に染まる・・
― 掛物 ―
廬山人 星岡茶寮の献立
《水無月十四》とありますね。
歳時記開催日の6月14日に
ぴったりの洒落た宗平先生のセレクト。
おこぜ汁・鮎・じゅんさい・・
廬山人の字の良さが出ています。
美的空間を演出し絵も字も陶芸も
極めた廬山人。この献立に
要約されていると宗平先生。
― 花入れ ―
徳利 李朝・鶏龍山
(掛軸が献立だから徳利って
洒落ているでしょ〜)
お花はドクダミですが
お茶の席ではドクダミと
言わず《十薬(じゅうやく)》と
呼びます。板は天平時代の寺院の
板、四角い跡は柱の跡です。
《7月のしつらえ》
7月にお客様をお招きするとしたら《朝茶》
全てを軽く浅く薄く 短時間に涼し気に!
1番大切なのは灯り ⇨ 薄暗い位が良い
『薄暗いお部屋、床の間に白っぽい掛物が
浮かび上がるようにして掛けてあると涼し気だよね』と宗平先生。
― 掛物 ―
小室翠雲(すいうん)絵描きさんです。
この時期の掛物は短冊にさらっと
余白が見えるような表具、
白っぽい表具が合います。
― 花入れ ―
古染付の向付(明の時代)に穴を開け
鎖で繋いであります。滝の絵に合わせ
水に因んで舟ってオシャレですね!
本来なら壁に吊るしたいところですが
今回は手拭掛に紐を結んで・・
(普通はやりませんので念の為)
お花は 山紫陽花・京かのこ・しらいと・ススキ。
あんまり可愛すぎて ついつい魅入ってしまう啓子先生(後ろ姿)。
《8月のしつらえ》
8月は あんまりお客様をお呼びしない頃(暑いですからね)。
御先祖様を偲んだり 追善の茶をさらっと・・
― 掛物 ―
泉福寺経(奈良・泉福寺)
平安時代のお経です。
1回燃えているので隅々が
こんな具合になってます。
― 花入れ ―
青銅水瓶に枯れ蓮
(今はまだ青蓮がナイので)
夏には是非、青蓮で!
賑やかに楽しくお話を伺った後は ココットのランチ。
オードブルは《パリの黄昏》(じゃがいものポタージュ&コンソメジュレ)
メインは《ニーム風ポークステーキ》を御用意致しました。
(デザートのお写真、忘れちゃいましたが ババロア レモンソースありまーす)
次回は10月4日(金)開催予定なのですが 既に満席となっております。
キャンセル待ち 承っておりますので 御興味ある方は一度、御連絡下さいませね。
梅雨の頃、体調崩しがちではありますが どうぞ皆様 御身 御自愛下さいませ♡
ココットでは この他にも 楽しい催事を計画致しております。
ココットホームページ What's new よりイベント、覗いてみて下さいね!
投稿情報: 14:00